セガサミーホールディングス(セガサミーHD)が20153月期第三四半期決算を発表しました。売上高2,675億円(前年同期比12.0%減)、営業利益162億円(65.1%減)、経常利益162億円(67.0%減)、当期純利益△0.2億円とふるいませんでした。「ぷよぷよ!!クエスト」、「チェインクロニクル~絆の新大陸~」といったNativeタイトルがランキング上位の常連なので好調な業績かと思っていましたが、遊技機器事業が結構足を引っ張っているようです。ということで、セガサミーHDは2月12日付で、セガサミーHD傘下のセガグループのグループ再編を合わせて発表しております。遊戯機器事業を行っているサミー側ではなく、セガ側の再編を行うのは、セガ側の事業の方が“伸びしろ”があるからということでしょうか。

セガの再編スキーム 
プレスリリースによるとセガの再編は以下のとおりです。
1)   株式会社セガのコーポレート部門等(一部子会社株式資産を含む)、IP管理部門、ITインフラ部門 を新設分割し、株式会社セガホールディングスを設立し、セガサミーHDに株式を割り当てる
2)   株式会社セガのアミューズメント事業部門(開発・生産部門および・一部子会社株式資産を含む) を新設分割し、株式会社セガ・インタラクティブを設立し、セガサミーHDに株式を割り当てる

株式会社セガ(セガ)を新設分割し、新設会社をセガサミーHDの子会社にするそうです。新設分割しただけでは、新設会社はセガの子会社となりますので、新設分割と合わせて剰余金配当という形で、新設会社株式をセガサミーHDに出すことになるのかなと思います。

3)  
株式会社セガのコンシューマ事業部門(開発・生産部門・および一部子会社株式資産を含む)を中心とするセガを存続会社として、株式会社セガネットワークスを吸収合併し、名称を株式会社セガゲームスに変更する

1)及び2)の会社分割によってセガにはコンシューマ事業のみが残っているわけですが、このセガの残存部分とセガの子会社である株式会社セガネットワークスを合併します。この1)から3)までで、セガサミーHDの子会社として、株式会社セガホールディングス(セガHD)、株式会社セガ・インタラクティブ、株式会社セガゲームスの三社が並列の関係になります。

4)  
セガサミーHD が保有する株式会社セガゲームス、株式会社セガ・インタラクティブ、株式会社セガトイズ、株式会社サミーネットワークス、株式会社トムス・エンタテインメント、マーザ・アニメーションプラネット株式会社の株式を株式会社セガホールディングスへ現物出資し、各社をセガホールディングスの完全子会社とする

この時点でセガHDが中間持株会社となります。

5)  
株式会社セガのエンタテインメントパーク事業の一部を新設分割し、株式会社セガ・ライブクリエイションを設立。セガサミーHDに株式を割り当てるとともに、リゾート事業グループに移管する。

1)から4)までと別の流れになりますが、
セガを新設分割し、新設会社をセガサミーHDの子会社にするそうです。新設分割しただけでは、新設会社はセガの子会社となりますので、新設分割と合わせて剰余金配当という形で、新設会社株式をセガサミーHDに出すことになるのかなと思います。こちらは、セガHDの傘下にはならずセガサミーHDの直轄となるようです。

再編スキームに関する感想
スキーム全体からすると、①セガのアミューズメント事業部門とエンタテインメントパーク事業部門を新設分割し、②コンシューマ事業部門は株式会社セガネットワークスに吸収分割、株式会社セガトイズ、株式会社サミーネットワークス、株式会社トムス・エンタテインメント、マーザ・アニメーションプラネット株式会社の株式をセガに現物出資、④エンタテインメントパーク事業部門の新設会社株式をセガサミーHDに譲渡というシンプルな形にもできたのではないかという気がします。どうしてこういうスキームにしたのかはわかりませんが、好調であるコンシューマ事業を行う現在のセガのEntityでコンシューマ事業を行い続けたかったりといった話があったのかもしれませんね。いずれにしましても、新たに商号が変わる株式会社セガゲームス(旧セガ)のバランスシートは結構変わりそうですね(資本金や資本準備金の切り崩しは不要だったんですね。)。
10537020_747761365266950_1944822872435559927_n
 エンターテイメントつながりということでパリのオペラ座