韓国が、ソーシャル・ギャンブルを規制し始めたとのニュースがありました(http://www.pokernews.com/news/2014/09/korea-shuts-down-facebook-games-19204.htm)。韓国法上、課金型のソーシャル・ゲームは、ギャンブルに該当する可能性があるとして一度止めさせ、政府当局がチェックしOKと判断されたのものだけが再開できるという厳しいもののようです。たとえば、Facebookのゲームアプリ、Candy Crushなども、規制対象の中に含まれます(私個人はやったことないんですが、時々Invitationが来てました)。

この規制の目的は、オンライン・カジノのようなオンライン・ギャンブルの規制です。日本にいるとオンライン・カジノとネット配信のゲーム(課金型でも)は全く異なるものという印象ですが、グレー・ゾーンもあるのかもしれません。韓国でゲーム事業を展開している企業は今後の経過に要注意です。一時期、オンライン・カジノの適法性について弁護士に訊きに来る人が結構いらしたことを思い出しました。


記事には、同じような規制がヨーロッパのマルタにもある旨書かれていました。海外の法律に注目するようにしていても、日本にとってマイナーな国の情報がすぐに手に入るわけではなく、この記事は勉強になります。

日本ですと、いわゆるコンプリートガチャ(コンプガチャ)が景品表示法で禁止しているカード合わせに該当するとして規制されたことがありましたが、業界関係の人から話を聞いたところも合わせると、後出しジャンケン的なところがあったのかなと思います。なお、こういったゲームは、ゲーム会社側が損失を負うことはないため日本の刑法上の賭博罪には該当しないことになります。
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