『「谷中銀座商店街」が観光客の写真撮影を禁止している件』(http://deep.matrix.jp/2014/07/31/yanakaginza-no-picture/)という記事を見つけました。谷中銀座商店街が写真撮影禁止になっているなんて知りませんでした。いわゆるプライバシー権をかなり強烈に拡大解釈されているのかなと思いましたが、どうやら微妙なお店が色々トラブルを起こすのでトラブルを予防するためのようですね。中身は元記事を見ていただければと思います。

プライバシー権とは

プライバシー権とは、法的には自己の情報をコントロールする権利ですが、元記事にあるように、
「公共の場所、またはそこから見える範囲の写真撮影は問題ない」というのは穏当なところだと思います。これは、日本だけでなくプライバシー権という概念が生まれたアメリカでも同じだと思います。すなわち、街中を歩くということは、当然人前に出ているので自己の情報をコントロールすることを期待することができない状態であり、街中で写真に映り込むということに文句は言えないということです。防犯カメラに自分が映るのもまあ仕方ないですよね。

パブリシティ権とは

あと、プライバシー権と似た問題ですが、写真の映り込みでは
パブリシティ権侵害が問題になることがあります。パブリティ権とは、人に備わっている、顧客吸引力を中核とする経済的な価値(パブリシティ価値)を保護する権利をいいます。著名人であれば、その顔や名前に顧客吸引力があり経済的な価値を持っており、この価値を維持するための権利ということができます。撮影された写真や動画がネット等で販売等されると、パブリシティ権が侵害される可能性があるため、その事前予防のため写真撮影の禁止という措置をとっているものと思われます。ただ、街中でしたら写真撮影自体は止められないでしょうが、顧客吸引力があり経済的価値があるような方を意図的に撮影してネットへ掲載することは問題となるでしょうね。

books&café BOUSINGOT(
ブックス&カフェ・ブーザンゴ)

話は、谷中を含む谷根千に話を戻しますが、個人的におすすめのお店は、
東京都文京区千駄木に店舗を構える、books&café BOUSINGOT(ブックス&カフェ・ブーザンゴ)
http://www.bousingot.com/)ですね。古本好きの方は千駄木に行かれることがあればぜひ一度行ってみてください。
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