東証二部上場で車の陸上運送などを行う会社である株式会社ゼロから「ゼニス・ロジスティクス・リミテッドによる当社株券に対する公開買付けに関する意見表明及びタン・チョン・インターナショナル・リミテッドとの資本業務提携のお知らせ」(http://www.zero-group.co.jp/ir/news/file/20140515-1.pdf)が出ました。

ゼニス・ロジスティクス・リミテッド(
ZENITH LOGISTICS LIMITED)は、今回の買収を目的とした香港籍のSPCで、タン・チョン・インターナショナル・リミテッド(Tan Chong International Limited)子会社です。タン・チョン・インターナショナル・リミテッドは、バミューダ籍の香港証券取引所上場企業です。(実質的)本社をシンガポールに有し、タン・チョン・インターナショナル・リミテッドはアジア全土でカーディーラーを展開しているようです。

他方、株式会社ゼロはもともと日産陸送という、日産のグループ会社のカーディーラーで、日産リバイバルプラン実施の際日産から独立した会社です。なお、公開買付後も公開買付者の保有株式は、最大で51%だそうで、上場を維持する方針だそうです。

今回の買収は、海外の同業者による買収ということになります。昨今の円高傾向もあり、今後、アジアの同業他社による日系企業の買収というのもさらに増えるかもしれませんね。

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日産の車ではないですが。